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矢島助産院スタッフ日記
「生む」「育む」「生きる」
矢島助産院のスタッフによる「女性らしさ」「超自己満足なお産」「母乳育児」の記録
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すてきな写真集「Mother」
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    今日は写真集のお知らせです。

    宮崎雅子さんというカメラマンさんがいらっしゃいます。

    床子さんとのつながりも長く、ずっとお産の写真を撮り続け、

    このたびすてきな写真集「Mother」が出版されましたのでご紹介します。

    若かりし床さんの写真やインタビューや、

    こちらでお産した方のすばらしい一瞬(17枚)がおさめられています。

    助産院にもありますが、ぜひお手にとって御覧頂きたいと思います!


    「助産雑誌1月号」P91にある産科のドクターの推薦文が載っています。

    その文章が素晴らしいく、私達は感動しましたので以下転記します。


    いのちの写真家・宮崎雅子さんの写真集「Mother」を読み終えて、
    私は、妊娠中の方や出産をされる方々に、このうえもない道標に
    なるであろうと直感した。妊娠や出産の写真集は、これまでも何冊か観て
    読んできた。しかし「Mother」は、それらの写真集とはまったく異質なものである。
    多くの写真集は、写真家の個性による産物で、写実性と芸術性の表現のバランスに
    よって、その主体となる被写体を物理的に映し出す。しかし本書はそれだけでなく
    母になる女性が自然に獲得した、動物的な母性のエネルギーそのものを映し出し得た
    最初の写真集
    なのである。

    本書がカタイ「医学書業界」のなかでもわが国最前線の医学書院から発刊されらことも
    大きな意義がある。これは立派な医学書でもある

    医学の世界では今エビデンスという言葉があらゆるところに埋め尽くされている。
    お産の世界でも、安全性のためには「物理的・生物学的」な安全性が大切でると
    産婦人科医師は口にする。しかし、妊娠や出産というのは100人100通りというくらい
    多種多様な医学現象であり、現代のEveidence Based Medicine(EBM)では
    到底対応できないことをよく経験する。
    その多様性を理解していくにつれ、物理的安全性をEBMによって権威づけられる以前に、
    母子の愛着や家族の絆を含めた心理的・社会的あるいは動物的・感情的な安全性が
    なければ、真の意味で、いのちを産み、いのwちが生まれる「場」の安全性は
    成り立たないのだということ
    が自ずとよくわかってくる。

    私自身は男性医師で、しかも「医師ゃ頭」といわれるガチガチの科学頭人間であるが
    母性の医療はナラティブな語りを通しての理解も伴って
    母子のいのちの安全性が担保されるのであると
    、この立場と年齢になって
    ようやく気がついた。女性であれば、直感的あるいは体験的に感じることができる
    真実の科学を、本書「Mother」は見事に表現し実証している。
    Narative Based Medicineを観察し、視覚的表現として具現化された
    立派な医学書なのである。

    本書を観て、そして宮崎さんのエッセイを読むことによって、妊婦さんだけではなく
    ご家族、そして、これから母になろうとする世代の女性や
    お産に立ち会う医療スタッフがそれぞれの立場で母性のエネルギーを感じ、
    そして出産のイメージを浮かべ、自らの体験に直に結びつけることができるように
    なるであろう。

    最後に、1冊の本をなって私が気がついたこと。
    普段は自分を主張せず、温和しくお産に寄り添い撮影している宮崎雅子さん自身
    実は母性を最も理解している医療者であり、母性という作品を世に産みだした
    Motherその人であったのである

    皆さんが探し求めてきた回答見つけた満足感を与えてくれる、
    この本書をお薦めします。


    産科のドクターがこのような素晴らしい推薦をされるとは!
    感動ではありませんか?
    嬉しくなりました。

    ぜひ皆さんも読んでみてください。


    ゆかこ
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